一般社団法人 芝三光の江戸しぐさ振興会
 

日程

うらしま講
  9月19日(水)13時半開始
  場所 大東会館

朗読会
 10月17(水)14時開始
  場所 西岡邸
 
四季の江戸食
 9月 7日(木)12時15分開始
  場所 大橋邸(笹塚)
 

 師範以外の理事の方で参加希望の場合はメールにてご連絡下さい
  kinarinoheya@ybb.ne.jp
 

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担当 芥川
 
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2015/07/21

江戸しぐさとは

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芝三光の江戸しぐさとは

「江戸しぐさ」という言葉は、「芝 三光」が昭和49年に名づけたものです。
江戸しぐさの内容は、「江戸講中」にいた方たちから引き継がれた言葉です。
江戸しぐさは、江戸町衆が、江戸の町づくりの為に作った教えであり文化です。
「江戸しぐさ」に出てくる「しぐさ言葉」は、芝講師が、口承言葉をそれぞれ分かりやすく説明するために考えられた言葉です。江戸時代にあったものではありません。

短い説明しか出来ていない項目は、その言葉に「他の考え方が隠れていますよ」という教えです。直球で物事を見るのではなく、変化をさせてみてください。

辞典の中に出てくる分かりづらい言葉の説明をさせていただきます。

 江戸町民(江戸町衆・江戸町人・江戸っ子)
  江戸町衆(城下町の表通りにお店を構えてる商人)「江戸人」

 江戸町人(一般庶民)
  江戸っ子(江戸で生まれて3代目の人から)

 講
  江戸町講(町衆が集まっている講)「現在の商店会のようなところです」
  江戸講中(江戸町講に入会した人たち)「町衆」
  講師(江戸町講のリーダー)
  江戸講(江戸町講の講師の集まり)

 言葉
  江戸町言葉(共通語)地方からの人の集まりだったので、共通語が必要だった。
  江戸言葉(江戸弁・江戸っ子弁)

例をあげて、江戸しぐさでよく表現されるものをご紹介します。

「傘かしげ」してすれ違う (感謝)
 雨の日に、傘を差してすれ違う時、相手の方に雨のしずくがしたたり落ちないよう、傘を相手の反対側にかたむけるしぐさ
立ち止まって、相手に道をゆずるのも、一案です。
傘は高級品だったので町民の中で傘を持っていたのは江戸町衆位だったそうです。
貸し傘は、越後屋が1693年(綱吉の時代)から始めました。

刻盗人(時泥棒)は大罪人 (してはいけない) 
 突然訪ねたり、一方的に時間を変更したりして、相手の時間を奪うとして、もっとも恥ずべき行為としていました。会議なども遅刻して始まりの時間を遅らせると他の皆さんの時間を盗んだことになります。
「弁済不能の十両の罪」とたとえられるほど、してはいけないしぐさでした。
江戸町衆は、約束事を大事にしましたので、連絡専門の小僧さんがいました。ある大手商店の古記録に載っています。

こぶし(腰)うかし (感謝)  
 となりと、こぶしひとつぶんぐらいちょっと腰をうごかせて席をつくる。芝居を見る時に、混んで来たら腰を浮かせて詰めたことからこのようによばれました。

カニ歩き (雑学)  
 駕籠屋がお寺、神社などでお客さまを乗せ、駕籠を横にして階段を上り下りするさま。
江戸時代は、宿などの階段が急だったため着物を着た仲居さんが、食事を二階に運ぶ際に、一段ずつ足をそろえて横向きで上がっていく姿。

同じ言葉を使っているのに違う表現を紹介します。

指切りげんまん (雑学)
 約束を守るしぐさが子供たちの遊びに残った。
 「お夕飯の時間よ」と、家に戻ってくるよう母親から声がかかると、あちこちで「指切りげんまん」の声があがりました。明日もここで遊ぼう、といった内容ですが、子供たちにとっては大事な約束でした。昔の約束を守ると誓い合う所作の名残であります。

死んだらごめん (心得) 
 約束は必ず守るという、江戸人の決意表明
 約束をしたときに交わす「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます、指切った」と続きますが、江戸ではこのあとに「死んだらごめん」と言いました。約束を破るのは針を千本飲んでも詫びなければならないひどいことでした。でも、死んでしまったら、約束を果たせないので謝っておきますとの意味を込めました。死なない限り約束は守ると相手に誓いを立てる、大事な言葉です。

口約束(死んだらごめん) (心得)
 江戸商人の真骨頂。証文がなくても、いったん約束した以上は、必ず守る。
「指切りげんまん、ウソついたら針千本飲ます。指切った。死んだらごめん」子供達の遊びに残っている唯一の江戸しぐさのフレーズである。
約束を守らないことがいかに人の道に外れているのかを、遊びの中で具体的に悟らせる江戸人の知恵でした。
「死んだらごめん」という意味は「約束を守れないのは死んだときだけ」という江戸人の決意表明を示す言葉です。

次に、後ろのページに載っています、いろはかるたと、遊びことばを少し紹介します。

「いろはかるた」
  い  言ってはならない言葉「ウソ、ホント?」
  ほ  ほめことば、みんな楽しく生きられる
  ち  ちりをあつめて、リサイクル
  む  無理押しは稚児しぐさ恥ずかしい
  あ  あいさつは上下のべつなくさわやかに

「あそびことば」
  講中の 努力がみのり 江戸の町
  言葉には 遊びが持てる 人がいい
  わたしども 謙虚な気持ち 客に受け
  話しても 仲間になれぬ 友達よ
  よむ人に 遊びをのこす 江戸しぐさ

「江戸しぐさ」を利用して、このような言葉遊びもできます。
最初に載せました「あいづちしぐさ」のように一つの言葉から5つの事柄がでてきました。このような遊び言葉でも、日本語の面白さを学ぶことが出来るでしょう。本当は川柳・俳句でも作りたいのですが、わたしの能力では無理ですけど。

「江戸しぐさ」を、使いこなして、いろいろな方に教えて頂きたいと願います。
授業などに取り入れて頂ければ、内容によっては子どもの心も見えてくるでしょう。
先生方も、自分を見つめ直すチャンスになるのではと思います。
私は団塊の世代です。「江戸しぐさ」を知って多くの事をまなびました。
小学校から大学まで、または社会人の方でも、充分利用できる内容だと思います。
先ず、一つの言葉を理解し、自分で消化してください。違う人生が見えてくるでしょう。

これだけの言葉の宝を多くの方に使いこなして欲しいと思います。
ゆっくり時間をかけてお読みください。
目次の項目は私の遊び言葉です。お許しください。

                           お節介やきの ゆう爺より


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